京都橘高校吹奏楽部のマーチング演奏を理解できるだろうか

京都橘高校吹奏学部|オレンジの悪魔 吹奏楽

楽器を演奏する難しさは多くの方が理解しているところですが、吹奏楽の経験者はあまり多くないと思います。例えば、木管や金管楽器、弦楽器などは長期に渡って地道な練習を重ねる必要があります。(吹奏楽以外にもピアノやバイオリンなどもそうですが)

音楽室などでひたすら基礎練習を重ねて自分の譜面を吹けるようにしておき、やがて合奏練習を行う。ここまでは一般的な吹奏楽部ですがマーチングとなるとステップなどの動きが付加されます。

管理人は吹奏楽部で音楽行進の出場経験がありますが、当時はただ行進するだけの単純なものでした。ところが、京都橘高校吹奏楽部のマーチングは飛んだり跳ねたり、多くのステップを取り入れるなど、昔の音楽行進とは比べ物にならないほど高度で難しいです。

例えば、簡単な表現として、縦笛を吹きながら飛び跳ねたりしながらラジオ体操風に足の屈伸を行い、吹けるかを試してみると良いでしょう。すぐには出来ないハズです。その出来ないことを、膨大な練習と根性でやって見せているのが京都橘高校吹奏楽部(オレンジの悪魔)たちと言えます。

管理人が京都橘吹奏楽部を好きな理由は、その練習の厳しさを想像できるからです。オレンジの悪魔たちは満面の笑顔で演奏(マーチング)していますが、その裏に隠された膨大な練習量を想像すると、鳥肌が立つほど感動してしまいます。しかも、そのほとんどが生徒主導の練習とのこと。

マーチングの実力校は橘以外にもたくさんありますが、なぜか橘を見た時が一番感動するのです・・・。

一般的な学校が、橘吹部の演奏スタイルを真似しようと試みても遠い道のりが待っていると断言できます。あまり褒めすぎると、保護者なのか?それとも学校の回し者?などと思われるかもしれませんが・・・。

マーチングコンテストで審査員の評価はどうなのか

マーチングコンテストの動画を見ていると、2018年は全国大会へ行けると思っていましたが、残念なことにダメ金になってしまいました。良く調べてみると、コンテストの評価基準にはダンスは含まれていないようです。橘の一貫した演技スタイルは大好きですので、審査基準にはパフォーマンスを認める項目を追加してほしいものです。噂として知った話ですが、京都橘はコンテストとして見ると路線が少し異なるため、評価に漏れやすいと聞きました。ただし、審査員の考え方も入ると思いますので、そう単純ではないのでしょうが・・・。
※2003年までは全日本マーチングフェスティバルと呼ばれていましたが、2004年度の第17回大会から全日本マーチングコンテストに改称。

マーチングコンテストの評価基準

①演奏時間は課題曲・自由曲合わせて12分以内。超えると失格となる。
②行進をしながら演技・演奏の出来る「木管楽器・木管楽器・金管楽器・打楽器」のみ参加できる。
③出場できるバンドメンバーはドラムメジャーを含む81名。
④7人の審査員が課題曲自由曲を通して、ABCの3段階の評価を付け、Aが過半数なら金賞、Cが過半数なら銅賞、それ以外は銀賞で評価。

※その結果として自由曲偏重の評価傾向が色濃くなり、課題曲の存在意義が問われている。 さらに、「会報すいそうがく」での点数の公開が廃止されたことにより、全体の採点結果は限られた中枢人物のみが知ることとなり、更なる審査の不透明さが指摘される事になった。 その中枢人物の中に、コンクールに出場する当事者も含まれているなど、昨今の体制に対する不満の声は大きくなっている。★参考:ウィキペディア(Wikipedia)