ベースギターのシールド(シールドケーブル)を変えると音が劇的に良くなります。
市販品は高いので自作をしてみました。
ベースギター用シールドと言えば、BELDEN(ベルデン)、CANARE(カナレ)、CUSTOM AUDIO JAPAN(カスタム・オーディオ・ジャパン)、MONSTER(モンスター)あたりが良く知られていますね。当然、音も良いと言われており、長さにもよりますが、楽器店などでは約3,000~10,000円で販売しています。
ここで重要なのが、自作用に部品が入手できるかどうかです。
色々調べたところ、太くクリアな音が特徴の「BELDEN 8412」がベース用に適しているようです。しかも、入手可能でしたので早速購入しました。
必要なのは、アンプ側&ギター側のコネクタ、シールドケーブル、収縮チューブです。
シールド自作用に購入したもの
① ケーブル
BELDEN ( ベルデン ) / 8412
太い音で艶があることで人気のシールドです。1m単位で購入できますので、目的の長さを購入します。
外径:6.65mm 芯数:2芯
サウンドハウスで1m 450円(税抜)。
②モノラルコネクター
CLASSIC PRO ( クラシックプロ )
これ、とても安いです。なんと、100円(税抜)用途によってストレート(P12)とL字タイプ(P12R)があります。
このモノラルコネクターには透明のチューブが付属していますが、筆者は別売の収縮チューブを使用しています。
サウンドハウスで1個100円(税抜)
③熱収縮チューブ
ALLPARTS JAPAN ( オールパーツジャパン ) / WIRING TUBE 8
サウンドハウス:450円(税抜)
直径:8mm
自作に必要なもの
・ハンダゴテ
・ハンダ
・ニッパ
・カッター
・ライターかマッチ(ロウソクの火を使うのも一つの手です)
・部品を固定する小型の万力があると便利です。(無くても良い)
ベース用シールドの作り方
①ケーブルにキャップと収縮チューブを通しておきます。
この時、コネクターに付属の透明チューブは無くても構いません。筆者は収縮チューブの上に被さるように通しておきました。
②ケーブルの先から約1.5cmほどの黒い皮膜をカッターで薄く切り離し、毛と極細のアース側の線をほぐします。
③アース側の極細の線を束ねると、合計3本になります。
④白色の線を剥き、③の束ねたアース側と更に束ねます。これで2本になりました。
実はBELDEN ( ベルデン ) 8412は、元々マイクケーブルなので、アースを除いて2芯構造になっています。
ギター用には1本のみ必要なので、線をまとめたということです。
接続方法は諸説ありますが、筆者の場合は、黒色の線をホット側につないでいます。
余談ですが、アース側と黒色側を束ねておき、白色をホット側につなぐ方法もありますが、電気的には色はちらでも構わないことになります。
⑤コネクターのプラス側に細い黒い線をハンダ付けして、アース側には⑤の線をハンダ付けします。
ハンダ付けする際は、線にハンダを染み込ませるのがコツです。
⑦収縮チューブを被せてライターなどで熱を加え、少し冷めたら透明チューブを被せます。
⑧コネクターの外側を締めて完成です。
さて、完成品を実際にベースギターとアンプで接続、鳴らしてみました。
明らかに音がクリアになり低音がワンランク上の感じになりました。
信じていない方、まずはやってみてください!
もっと早くから知っていれば・・・と痛感するはずです。